相続欠格

『相続欠格って何?』

本来なら、相続人になれるはずの者について相続させることが一般人の法感情に反するような事情があるとき、法律上当然に相続人の資格を失わせる制度を相続欠格と言います。

相続人の資格を失わせる事情を相続欠格事由と言います。被相続人の意思とは関係なく法律上当然に相続人の資格が失わせる点で、相続人の排除と異なります。

 

相続欠格事由

1.生命侵害行為に関する欠格事由

[1]故意にに被相続人又は相続について先順位若しくは同順位にある者を死亡するに致らせ又は至らせようとしたために刑に処せられた者(民法891条1項)

故意を必要としているため、過失致死罪(刑法210条)や傷害致死罪(刑法205条)などは含みません

該当する罪:殺人罪(刑法199条)又はその未遂罪・予備罪(刑法203、201条)を犯し確定有罪判決を受けたことを内容とします。また、相続後に有罪判決が確定した場合も含みます。

[2]被相続人の殺害されたことを知って、これを告発せず、又は告訴しなかった者(民法891条2項)

この場合の告訴権者:被相続人の配偶者、直系の親族及び兄弟姉妹。この者達が告訴をしなかった場合は本号に該当します。

告発:告訴権者及び犯人以外の者が、捜査機関に犯罪の事実を申告し、公訴権の発動を求める意思表示をいう。(刑訴239条)

兄弟姉妹の代襲相続人が告発しなかった場合は本郷に該当します。

ただし、例外があります。(民法891条但書)

第1に告訴・告発すべき者が是非を弁別できない場合。

第2に殺害者が自己の配偶者または、直系血族であった場合。

 

2.遺言に対する違法な介入に基づく欠格事由